化学研磨・カラーアルマイト
工程
- アルカリ脱脂
- 化学研磨
- アルマイト
- 染色
- 封孔
- 乾燥
化学研磨によりアルミ材の光沢を上げて染色した品物です。光沢の高さは化学研磨の処理時間や条件により調節できますが、さらに高光沢を求められる場合は電解研磨処理が必要となります。
染色の色合いにつきましては染料の調合などにより好みに合わせられます。アルミニウムの外観部品においては(1)光(2)色合い(3)色の濃淡の3つの要素で見え方が変わりますのでご相談ください。
電解研磨
工程
- アルカリ脱脂
- 電解研磨
- アルマイト
- 封孔
- 乾燥

電解研磨により化学研磨では得られない高光沢を実現できます。
アルミ材料を選定しバフ研磨をかけ電解研磨をすると鏡面のような非常に高い光沢が得られ、装飾品としての高輝度はもちろん、機能として反射率の向上も図れます。
二次電解
工程
- アルカリ脱脂
- アルマイト
- 二次電解
- 封孔
- 乾燥

アルマイト処理後に二次電解をして金属を含侵させることにより、ステンカラー、ブラウン、ブラックの色を得る事が出来ます。
二次電解により得られる色は有機染料によるカラーアルマイトとは異なり、紫外線や熱による退色が無く建材などに利用されます。弊社は小物を得意としていますので、小ロットにも対応できます。
真空蒸着
工程
- アルカリ脱脂
- 電解研磨
- アルマイト
- 封孔
- 乾燥
- 真空蒸着

電解研磨により得られた高反射率を維持したまま蒸着をして、反射率の高いダイクロミラーに加工することが出来ます。
ダイクロミラーとは最初に熱線吸収膜を蒸着し、その後チタンとシリカを交互に蒸着する事で、赤外線は吸収しながら可視光領域の光を反射させるミラーのことです。
それにより対象物に対して熱を与えず、非常に強い照度の光を照射することが可能です。スポットライトなどに利用されています。
また層数や層の厚さを変えることにより、ライトの色を変えることなく反射鏡のみで赤や青や黄色などの色のついた光を照射することが可能です。
その他多数
工程
- アルカリ脱脂
- 電解研磨
- アルマイト
- 封孔
- 乾燥
- 真空蒸着

アルマイトと研磨・ブラスト・印刷・切削・ダイヤカットなどの工程を組み合わせる事により、様々な外観を生み出す事が可能です。
また弊社は一つの品物に対し3度カラーアルマイトするトリプルアルマイトが可能です。これにより一つの品物に3色の色が得られます。その他に、硬質アルマイトや二次電解などにより硬度・放熱・遠赤外線効果・耐熱性などの機能分野における皮膜性能の変化を持たせることも可能です。
是非、一度ご相談ください。